研究課題/領域番号 |
22500875
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研究機関 | 文部科学省科学技術政策研究所 |
研究代表者 |
古川 貴雄 文部科学省科学技術政策研究所, 科学技術動向研究センター, 上席研究官 (70262699)
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研究分担者 |
白川 展之 文部科学省科学技術政策研究所, 科学技術動向研究センター, 上席研究官 (20556071)
佐々木 和也 宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (60292570)
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キーワード | 研究トレンド / 電気電子 / 計算機科学 / グローバル化 / 計量書誌 |
研究概要 |
電気電子・計算機科学の研究領域について、約30年間にわたるジャーナル及び国際会議プロシーディングの論文データを分析し、研究トレンドの変化を定量的に示した。これまでに、国際会議プロシーディングに掲載された論文は、一般に入手しにくく、論文データベースに収録されていないことが多いなどの問題が指摘されていた。その一方で、研究者が論文を投稿してから一般に公開されるまで時間が短いといった特徴があり、最新の研究トレンドを把握するために適したデータと言える。近年の電子出版の普及に伴い、国際会議プロシーディングの問題点が解消され、計量書誌学における分析も可能となっている。1980年以降の研究の変化を、研究領域別の論文数の推移から分析した結果、この30年間の電気電子・計算機科学研究における主要な研究領域の変化は次の5段階に区分できることが確認された。I:原子力研究(-1986)、II:電磁気・電子デバイス(1987-1991)、III:フォトニクス・電子デバイス・コンピュータ・通信(1992-1996)、IV:コンピュータ・通信・電子デバイス、V:コンピュータ・通信・信号処理(2002-)この間に、論文生産の中心は米国から、米国・日本の2極化構造、欧州を含めた3極化構造、中国の台頭、グローバル化の時代に変化してきている。また、論文をジャーナルと国際会議プロシーディングに分けて分析した結果、国際会議プロシーディングに掲載された論文数は、2000年以降、ジャーナルに掲載された論文と比べて、急激に増大していることが確認された。国別に見ると、特に中国の組織から発表された論文数の伸びが顕著であり、2008年には国際会議プロシーディングの論文数は、米国を抜いて世界最大になったことが示された。
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