研究課題/領域番号 |
22500875
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研究機関 | 文部科学省科学技術・学術政策研究所 |
研究代表者 |
古川 貴雄 文部科学省科学技術・学術政策研究所, 科学技術動向研究センター, 上席研究官 (70262699)
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研究分担者 |
白川 展之 文部科学省科学技術・学術政策研究所, 科学技術動向研究センター, 上席研究官 (20556071)
佐々木 和也 宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (60292570)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | ネットワーク分析 / テキストマイニング / WWW / ソーシャルネットワーク / 研究トレンド |
研究概要 |
国際学会のセッション名の変遷から研究トレンドの変化を把握するために、国際学会の論文データセットを整備し、セッション間の関係を可視化するソフトウェアを開発した。(1) データセット4つのの国際学会で発表された論文の題目、著者、所属組織、アブストラクトとセッション名を含むデータを作成し、所属書式の名称については名寄せを行った。(2) 可視化ソフトウェア各論文のアブストラクトから抽出した単語について語形変化を取り除くステミング処理を適用し、各単語のtf-idfを要素とするベクトルを産出した。次に、ベクトルの内積から論文間の類似度とセッション間の類似を求め、類似度の高いセッションの対を接続して得られたネットワークを可視化した。 WWW 2002-2011のデータセットを用いた分析から次の知見を得た。2011年に「ソーシャネットワーク分析」と「ソーシャルネットワークアルゴリズム」というセッションが登場している。これらのセッションに類似したセッションを過去に遡って見ると、2006年と2007年に「E-コミュニティ」というセッションがあることから、ソーシャルネットワークに関する研究は2006年頃に「E-コミュニティ」と呼ばれた研究から発展したことが示唆された。また、2011年に「マネタイゼーション」という特徴的なセッションが登場している。生成されたネットワーク構造から、2002年の「オークションとE-コマース」、2007年の「広告とクリック評価」といったセッションの代表される研究が「マネタイゼーション」という研究に発展したことが示された。 その他、組織の観点から研究トレンドを分析するための予備調査として、工学系研究領域における大学院生の国際的な移動について分析を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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