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2011 年度 実績報告書

初等中等教育におけるクリティカルシンキングを促すゲーミング教材の開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 22500883
研究機関三重大学

研究代表者

南 学  三重大学, 教育学部, 准教授 (60309713)

研究分担者 中西 良文  三重大学, 教育学部, 准教授 (70351228)
キーワードクリティカルシンキング / ゲーミング
研究概要

平成23年度は、大学生を対象としたクリティカルシンキングをうながすゲーミング教材を作成し、その効果を検証する実験をおこなった。初等中等教育現場において導入するゲーミング教材がまず興味を喚起するものであるかを大学生において検証・確認することが必要となる。
平成22年度に予備的におこなった実験をふまえ、素材としてより単純で、かつ論証の自由度が高い教材を作成し、また用いる論証もより日常的な観点からなじみのあるものを選択した。
実際に実験をおこない、実験前と実験後の測定をおこなった。結果はほとんどの尺度で上昇がみられることを確認でき、教材としての一定の効果があることが期待できることがわかった。ただし、なるべく多くの被験者を確保しながら進めようとしたため、統制群を設けておらず、実験計画に課題が残された。
また、開発したゲーミング教材を学会にて紹介した際には、予想以上によい反響がえられた。現在、数名の大学教員にゲーミング教材を配布し、実際に試用し、コメントをもらえるよう依頼しているところである。
現在、最終年度に向けて、実験計画を改善し、再度大学生を対象に実験を行う準備をはじめている。今回は統制群を設けると共に、追跡調査もおこない、教材の効果の確実な検証を目指す。併せて学校現場に向けて、実験に協力してもらえるところを探しているところである。初等中等教育現場での教材については、協力校と検討を行っていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

今年度実施した実験をふまえて、論文投稿を試みたが、実験計画等において不備があることを指摘された。この点を改善した上で再度実験をおこなう必要があると考えられる。

今後の研究の推進方策

来年度に向けて、速やかに実験がおこなえるよう万全の準備を整えたい。また、同時に、論文投稿もおこなう予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] クリティカルシンキングをうながすゲーム教材の効果2011

    • 著者名/発表者名
      南学・土口佳純
    • 学会等名
      日本教育心理学会第53回総会
    • 発表場所
      北海道札幌市かでる2.7
    • 年月日
      2011-07-24

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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