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2010 年度 実績報告書

全盲児の文字ストローク獲得と墨字リテラシー強化学習支援システムの構築と実践評価

研究課題

研究課題/領域番号 22500885
研究機関奈良女子大学

研究代表者

伊奈 諭  奈良女子大学, 総合情報処理センター, 教授 (60231734)

キーワード教育学 / 視覚障害 / 触覚ディスプレイ / 墨字学習 / 筆順 / ストローク文字
研究概要

全盲児に筆順(ストローク)を重視した墨字教育を普及させるべく、触覚による墨字ストロークの獲得に基盤を置いて記憶定着を促進する墨字リテラシー強化学習支援システムを構築した。
今年度は調査開発フェーズとして位置付け、まず触覚ディスプレイを用いた学習支援システムのひな形開発と文字ストロークデータコンテンツのひな形完成をおこなった。ヒューマンインタフェースの根幹である触覚ディスプレイへの文字ストロークの時系列提示法がポイントであったが、メーカと連携により最新のシステム構築ソフト環境をいち早く入手することにより今年度中の開発に間に合わせた。
1.要件調査[情報資料収集・現況調査分析]、基本設計
・論文等の資料収集およびその分析から全盲児における墨字学習の現況と問題点の明確化をおこなった
・墨字学習支援システムの要件の調査および仕様作成をおこなった
・全盲児の利用に適した漢字等の基本文字データ(含:ストロークデータ)の構成仕様決定と学年別必須漢字の分類と基本筆順ストロークデータの作成をおこなった
2.学習支援システム構築と稼働テスト・運用実験、利用の手引きの整備
・仕様策定、システム設計、プログラム開発、文字筆順データベース構築を終了した
・触覚ディスプレイや合成音声ガイドなど視障害補償インタフェースを組み込んだ墨字学習支援システムの構築、稼働、運用実験を開始した
・盲学校での実践に備えて利用の手引きを2種類(生徒用と教員用)作成した

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公開日: 2012-07-19  

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