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2010 年度 実績報告書

多様なネットワーク環境で利用できる分散型e-Learningシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22500886
研究機関鳥取大学

研究代表者

川村 尚生  鳥取大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10263485)

研究分担者 菅原 一孔  鳥取大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90149948)
キーワードエージェント / 教育工学 / 分散協調教育システム
研究概要

我々は,高価なサーバ機や大容量ネットワーク設備への投資を行うことなく,多数の学生が同時に使用できる分散型e-Learningシステムの開発を目指している.本研究では,そのために,多様なネットワークへの対応と,データのバックアップ手法の開発を目標としている.
従来,分散型e-Learningシステムの各ノードはサーバとクライアントの機能を兼ねるもののみであったが,今年度,ネットワーク実験用システムを構築し,その上で,従来のタイプに加えて,サーバ機能を持たないクライアントノードを実現した.クライアントノードは,採点も自ノードでは行わないものと,自分が学習している問題の採点は行うが,他の学習者向けの問題エージェントを引き受けて,他のノードに対してサービスする機能は提供しないものに分類できる.これによって,ネットワークの回線速度やノードの性能に応じて適切なノードタイプを選ぶことができるようになった.今後は,少しなら他ノード向けの問題も引き受けるなど,ノードのタイプをよりきめ細かくすることが考えられる.また,LANではなくインターネットに広がった本格的な分散環境にシステムを展開する必要がある.
データのバックアップ手法については,問題エージェントをビット列に変換し(シリアライズ),ファイルに格納する手法と,ファイルから読み込んだビット列をエージェントに再構成し(デシリアライズ),シリアライズした直前から動作を再開させる手法を開発した.これにより,システムに故障が発生した際など,ファイルからエージェントを再生することができるようになった。今後,単なるファイルではなく,データベースサーバに格納するようにすること,そのデータベースサーバを分散e-Learningシステムのどこに何台ぐらい設置するのがよいかを検討する必要がある.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Development of User Interface Supporting Multi Web Browser for Distributed e-Learning System2010

    • 著者名/発表者名
      Takashi Hirata, et al.
    • 雑誌名

      Proc.SICE Annual Conf.

      ページ: 1035-1036

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Management of Multimedia Contents for Distributed e-Learning System2010

    • 著者名/発表者名
      Kazunari Meguro, et al.
    • 雑誌名

      Proc.Intl.Conf.on Computer, Electrical, and Systems Science

      ページ: 1430-1435

    • 査読あり
  • [学会発表] 分散型e-Learningシステムにおける複数のWebブラウザに対応したユーザインタフェースの開発2010

    • 著者名/発表者名
      平田崇
    • 学会等名
      電気・情報関連学会中国支部第61回連合大会
    • 発表場所
      岡山県立大学
    • 年月日
      2010-08-23

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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