研究課題/領域番号 |
22500896
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
谷口 進一 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (50440483)
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研究分担者 |
青木 克比古 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (80329367)
石井 晃 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (70064475)
大林 博一 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (60169050)
中 勉 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (40148151)
高 香滋 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (90175422)
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キーワード | 学びの成長 / 検証モデル / ジェネリックスキル / 大学全入時代 / 学力評価 |
研究概要 |
平成22年度は金沢工業大学(以下、本学という)の数理工教育研究センター内で組織されている数理教育研究会の中に『KIT型"学びの成長"の検証モデルの構築』の研究のチームを立ち上げ、数理分野での学士力を学力面と人間力(ジェネリックスキル)の面から捉え、測定可能な形で定義した。 具体的には、学力面では、平成22年度から本学で修得すべき基礎学力として教育・学習支援を全学展開している数理リテラシー項目を中心とする基礎学力を測定対象として定義した。ジェネリックスキルに関しては、本学行動規範であるKIT IDEALS(思いやり、協調性、知的好奇心、自己実現、勤勉、自律、活力、リーダーシップ、誠実性)を中心とした項目に加え、国内の教育現場訪問や学会参加などにより情報収集した結果より、ストレスコントロール力やコミュニケーション力などあわせて測定対象として定義した。これらを併せて"学びの成長"の検証モデルの構築におけるベンチマークとした。学力面、人間力面での成長を検証するための調査手順は入学時、中間時、卒業時の3段階とした。入学時については平成16年度以降実施している学力診断・学習に関するアンケート調査をベースとし、問題・質問内容などを見直し修正した。数理分野での学士力の育成において重要な初年次での調査としては、従来、各学期終了時に実施している数理の学習に関するアンケートに「KIT IDEALSに関する意識調査」を加え、内容を充実させた。更に学期終了時実施している全学統一の達成度確認試験を学力面での調査方法として使用するため、新規問題作成を計画・役割分担を行った。以上の結果をもとに入学時学力診断の分析・人間力調査をトライアルとして行い、「平成22年度新入生の学びに関する調査結果」の報告書として纏めた。また、以上の結果を「工学教育」誌に論文発表すると共に、平成22年度本学開催の第9回数理工教育セミナーで研究活動の成果を学外に講演発表した。
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