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2012 年度 実績報告書

多様な障害に対応した学習ソフトを作るためのアクセシビリティ機能ライブラリの研究

研究課題

研究課題/領域番号 22500903
研究機関仙台高等専門学校

研究代表者

竹島 久志  仙台高等専門学校, 情報システム工学科, 教授 (80216887)

研究分担者 金森 克浩  独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 教育研修情報部, 総括研究員 (60509313)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード学習ソフト / アクセシビリティ / スイッチ入力 / スキャン操作 / Flash / 特別支援教育 / ICT活用教育 / 障害者
研究概要

本研究の目的は、障害児・者を含めた多様な運動・知的特性を有する学習者が利用できる学習ソフトを容易に開発できるようにするために、スキャン入力機能等を実現するためのアクセシビリティ機能ライブラリを開発することである。本年度は以下について実施した。
1. 本研究成果を利用した学習ソフト制作講習会の開催(1回):大阪支援教育研究会主催のICT活用プロジェクト夏期講座(8月16日、17日、大阪)において「クリック教材から選択教材へ~Flashでスキャン教材ソフトをつくろう~」(参加者9名)として1日講座を2日間実施した。参加者が容易に本研究で開発したアクセシビリティ機能ライブラリを利用して学習ソフトを作ることができたことから、本ライブラリの有用性が確認できた。2. アクセシビリティ機能ライブラリの開発:認知機能の弱い学習者向けに、コントラストフォーカス、拡大縮小フォーカス、サウンドフォーカス等の機能を追加した。3. ライブラリ適用学習ソフト制作:アクセシビリティ機能ライブラリを利用した学習ソフトとして、簡単な通路マップ上を猫がゴールを目指すゲームを制作した。通路上に魚が配置することにより、獲得した魚を数えるという数の学習に利用できる。4. 学習ソフトのアクセシビリティ適用指針の検討:学習ソフトに必要な各障害に対する支援機能を、「標準的に備えるべき機能」と「個別に付加されると良いと考える機能」に分けて整理した。5. 研究成果の公開:Webページにおいて、講習会で利用したマニュアル、サンプルプログラム等を公開した。また、研究成果を学会等で発表した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 障害児・者支援ソフトウェア開発における人間中心設計とアジャイル開発手法の有効性の検討-「スイッチ入力機能ライブラリ」の開発過程整理から-2012

    • 著者名/発表者名
      吉田悠亮、為川雄二、金森克浩、竹島久志
    • 雑誌名

      教育情報学研究

      巻: 11 ページ: 9-19

    • 査読あり
  • [学会発表] 重度・重複障害児向け選択教材ソフトを簡単に作るためのFlash用アクセシビリティ機能ライブラリの開発2012

    • 著者名/発表者名
      竹島久志、金森克浩、高橋健一
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第50回大会(2012筑波大会)
    • 発表場所
      つくば国際会議場
    • 年月日
      20120928-20120930
  • [学会発表] アクセシブルな学習ソフトを作成するための指針に関する研究2012

    • 著者名/発表者名
      金森克浩、竹島久志
    • 学会等名
      日本教育工学会第28回全国大会
    • 発表場所
      長崎大学(文教キャンパス)
    • 年月日
      20120915-20120917
  • [学会発表] 多様な障害に対応した学習ソフトを制作するためのFlash用アクセシビリティ機能ライブラリの開発

    • 著者名/発表者名
      竹島久志、高橋健一、金森克浩、吉田悠亮
    • 学会等名
      2012年度福祉情報教育フォーラムinくしろ
    • 発表場所
      くしろ市交流プラザさいわい
  • [備考] アクセシブル学習ソフト研究会

    • URL

      http://hirose.sendai-nct.ac.jp/~takesima/able-cal/

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公開日: 2014-07-24  

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