研究課題/領域番号 |
22500906
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山本 裕一 北海道大学, 情報基盤センター, 助教 (10240128)
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キーワード | 院内学級 / SNS / 遠隔教育 / テレビ会議システム |
研究概要 |
病院内に設置された病気を持つ児童が療養しながら学習する教室において情報通信技術を活用することによりリアルタイムかつ等身大な映像により、対面性を高めた遠隔授業、異文化コミュニケーションを可能とすること、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を導入することにより教諭と入院児童、およびその家族、卒業した児童などに対するコミュニケーションの場とするともに、他の院内学級との連携の場を構築することを目的としている。 23年度においては、院内学級において、日常的に利用できるリアルタイムな映像を送受信するためのコミュニケーションシステムを用いて、前年度実験的に行った北海道大学北京オフィスとの遠隔教育により異文化教育を進めた。漢字・熟語の意味の相違や食文化の違いなどをクイズ形式で学びながら、異文化理解と自国文化の再認識、各教科の今後の学習の動機付けとなるべく授業を構築しさらに進めた。 なお、この授業の様子は実験的に国立特別支援教育総合研究所にも中継した。同研究所の支援を得て、さらに実験的に他大学を含めることにより、ネットワーク上で壁を取り払ったオープンな学習スペース構築を試みた。今後、他大学の院内学級とも連携し、その意義や効果、今後の展望などについて検証する予定である。 この他に、モバイルシステムを用いて、北海道大学博物館、円山動物園などからの遠隔授業等も数度試行し、運用可能性を検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
院内学級に入級している児童の健康状態や、依頼した国外在住の講師の都合などにより予定していた遠隔授業が行えないことが何度かあったたため
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今後の研究の推進方策 |
今後は国立特別支援教育総合研究所の支援を得て、実験授業の増加、さらに他大学を含めることにより、多地点にわたる中継を試行し、ネットワーク上で壁を取り払ったオープンな学習スペース構築を試み、意義や効果、今後の展望などについて検証する
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