研究課題
本研究はソフトウェアセキュリティを対象とした学習環境の構築を目的としている。この学習環境で、学習者はソフトウェアセキュリティに関して体系づけられた知識ベースを参照しながらセキュアなソフトウェア開発を行い成果物を作成する。このとき、成果物に対してその設計根拠となる知識ベース中の知識と関連付けられるようにする。また、演習成果物に対してレビューを行うことを想定するが、レビューにおいてもそのレビューコメントの根拠となる知識ベース中の知識と関連付けられるようにする。このような学習プロセスを支援する学習環境は大きく知識ベース管理システムと成果物管理システムから構成される。今年度は、昨年度までに行ったソフトウェアセキュリティに関する知識体系化に関する研究動向のサーベイを継続して行い、その成果に基づき知識ベース管理システムのスキーマとなるソフトウェアセキュリティ知識ベースのための概念モデルの洗練化を行った。そして、Webアプリケーション開発を対象とした知識ベース第1版の開発を行った。そして、このコンテンツを管理する知識ベース管理システムの設計・開発を行った。研究成果発表として、ソフトウェアセキュリティに関する知識体系化に関する研究動向のサーベイ並びにソフトウェアセキュリティ学習環境の設計について、査読付国際会議に採録され、発表を行った。また、Webアプリケーション開発を対象とした知識ベースに関して、大会、研究会、国際会議ポスターセッションにおいて発表を行った。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2013 2012
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)
電子情報通信学会技術報告知能ソフトウェア工学
巻: Vol. 112, No.496 ページ: pp.19-24
Proceedings of the 13th ACIS International Conference on Software Engineering, Artificial Intelligence, Networking and Parallel/Distributed Computing
巻: なし ページ: pp.518-523
10.1109/SNPD.2012.65
巻: なし ページ: pp.536-541
10.1109/SNPD.2012.64