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2010 年度 実績報告書

プレゼンテーション・リハーサルを通じた知識洗練のためのレビュー支援環境の構築

研究課題

研究課題/領域番号 22500925
研究機関高知大学

研究代表者

岡本 竜  高知大学, 教育研究部・自然科学系, 准教授 (60274362)

キーワード学習環境 / 知識洗練 / プレゼンテーション / リハーサル / レビュー / 支援環境
研究概要

(1)プレゼンテーション・リハーサルを通じた知識洗練モデルの構築
平成22年度においては,まず主体的な学習において獲得した知識のプレゼンテーションを通じた他者への伝達を前提とした知識洗練モデルについて,以下のような検討を行った。
(1)主体的学習における獲得知識の外化:学習者が個人的に様々な学習リソースを収集し,それらを自らの手で整理することで,学習対象に対するコアとなる概念の獲得を行わせるモデルを検討した。また,それらにより表現された知識の外部表現をいかに,PowerPointなどのプレゼンテーション・スライドとして変換・表現させるかについても具体的な手法を検討した。
(2)プレゼンテーション・リハーサルを通じたピアレビュー支援モデル:これまで得られている知見を参考として,特にリハーサルにおけるピアによる効果的なアノテーション方式として,プレゼンテーション構造を利用する手法を提案した。さらにレビュー結果を発表者に対していかに有効な方法でフィードバックするかについても検討した。
(2)知識洗練化支援環境の全体設計
平成22年度では,次に,前段階で行った基礎考察と知識洗練モデルにもとづき,支援環境の全体設計を行った。
(1)主体的学習と知識の外化のための支援系:学習者が個人的に様々な学習リソースを収集し,それらを自らの手で整理するために必要な支援ツールの構成と方式について検討し,その一部を試作した。
(2)プレゼンテーション・リハーサルのための支援系:プレゼンテーション・リハーサルにおいて,ピアからの批評を効果的に収集し,主に議論を進めていくための手法の提案と基本的な方式の提案を行った。
(3)ピアレビュー結果のフィードバックのための支援系:リハーサルを通じて収集されたコメントをサーバに蓄積・参照する方法を検討した。また,同時に(1)で作成した知識表現を参照・修正する支援ツールについても検討した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 主体的学習における知識洗練化を指向した知識外化手法の提案2011

    • 著者名/発表者名
      成田幸紀, 岡本竜
    • 学会等名
      教育システム情報学会
    • 発表場所
      香川大学
    • 年月日
      2011-03-07
  • [学会発表] プレゼンテーション構造に着日したプレゼンテーション・リハーサルにおける議論支援環境の構築2011

    • 著者名/発表者名
      西森博紀, 岡本竜, 柏原昭博
    • 学会等名
      電子情報通信学会
    • 発表場所
      徳島大学
    • 年月日
      2011-03-04
  • [学会発表] プレゼンテーション・リハーサルにおける議論支援フェーズ支援に関する検討2010

    • 著者名/発表者名
      西森博紀, 岡本竜, 柏原昭博
    • 学会等名
      教育システム情報学会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2010-08-27

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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