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2012 年度 実績報告書

マルチメディア外国語教材と学習者のインタラクションに関する言語行動学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22500926
研究機関九州大学

研究代表者

李 相穆  九州大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (60400298)

研究分担者 曹 美庚  阪南大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (30351985)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードマルチメディア / 語彙学習
研究概要

本研究の目的はマルチメディア外国語学習教材の学習効果を検証し、それに対する学習者のインタラクションパターンを分析することで、マルチメディア教材が備えなければならない要素と学習者に求められるインタラクションを特定することである。研究期間の平成22年から24年のうち24年度は外国語の語彙学習時の視覚情報の有効性に重点をおき、研究を進めてきた。
動詞の意味の理解および定着を促進するための一つの方法として視聴覚コンテンツの利用が考えられる。動詞の意味や用例を羅列する今までの辞書とは異なり、学習者の認知プロセス、記憶プロセスを考慮した視聴覚コンテンツを利用させることで学習者の語彙習得を促すことができると考えている。
特に多義動詞の意味獲得において、多義語には同じレベルの異なる意味をもっているものも存在する反面、ある意味が中心的意味をもち、他の意味はその中心的な意味から派生しているものもある。このような語彙のもつ意味体系を効果的に表現するためには視覚情報で表現したイメージスキーマの利用が考えられる。
そして日本語教育や韓国語教育分野におけるマルチメディア学習教材の有効性について、言語学習において視覚情報がもたらす影響という観点から考察した。映像の持つ特性や効果を考え適切に選定された視覚情報こそが学習者の理解を引き上げる一つの手段になるだろう。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] COMPILATION OF JAPANESE BASIC VERB USAGE HANDBOOK FOR JFL LEARNERS: A PROJECT REPORT2012

    • 著者名/発表者名
      Prashant PARDESHI
    • 雑誌名

      Acta Linguistica Asiatica

      巻: Vol. 2 ページ: 37-63

  • [学会発表] 語彙学習におけるイメージ・スキーマの役割

    • 著者名/発表者名
      李相穆
    • 学会等名
      第14回東アジア日本語日本文化フォーラム
    • 発表場所
      上海(中国)
  • [学会発表] マルチメディアを利用した日本語教育の可能性に関する研究

    • 著者名/発表者名
      李相穆
    • 学会等名
      2012年度日本語文学会創立20周年記念秋期学術大会
    • 発表場所
      大邱(韓国)
  • [学会発表] 韓国語語彙学習時の視覚情報の有用性について

    • 著者名/発表者名
      李相穆
    • 学会等名
      第3回日本韓国語教育学会学術大会
    • 発表場所
      仙台
  • [学会発表] マルチメディアを活用した韓国語教育教材の発展課題

    • 著者名/発表者名
      李相穆
    • 学会等名
      韓国語教育国際学術大会
    • 発表場所
      北京(中国)
  • [学会発表] 日本語と韓国語教育の知識共有

    • 著者名/発表者名
      李相穆
    • 学会等名
      日韓海峡圏カレッジ調査研究報告会
    • 発表場所
      福岡

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公開日: 2014-07-24  

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