研究課題/領域番号 |
22500927
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
西野 和典 九州工業大学, 大学院・情報工学研究院, 教授 (70330157)
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研究分担者 |
高橋 参吉 千里金蘭大学, 生活科学部, 教授 (70100766)
大倉 孝昭 大阪大谷大学, 教育福祉学部, 教授 (50223772)
浅羽 修丈 北九州市立大学, 基盤教育センター, 准教授 (50458105)
大西 淑雅 九州工業大学, 情報科学センター, 講師 (50213806)
山口 真之介 九州工業大学, 大学院・情報工学研究院, 助教 (00380733)
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キーワード | 情報科教育 / eラーニング / 授業評価システム / リメディアル教材 / リカレント教材 |
研究概要 |
平成22年度は以下の4つの研究を実施した。 1.授業力向上のための高校情報科教員用eラーゴング教材を開発した。 高校情報科の新教育課程の科目「社会と情報」および「情報の科学」の中で、共通の教育内容である「計算機ネットワーク」に関するeラーニング教材を制作した。特に、学校教育の情報化にも対応した内容であり、情報科教員のリカレント教育教材としてふさわしい内容である。また、学習スタイルを考慮したeラーニング教材提供についての研究を行った。 2.情報科教員のFD活動を支援するための授業評価システムを開発した。 授業場面の映像を視聴しながら、授業者および評価者が授業の評価コメントを入力して、相互評価するシステムをほぼ完成した。音声認識機能とテキストによる授業検索機能を充実させ、教員が授業評価を行いやすいシステムになった。また、モバイルツールを活用した授業改善システムを開発した。 3.情報科の基礎的概念を理解するためのリメディアル教材を開発した。 高校入学時の情報に対するリメディアル学力診断システムを開発した。小・中学校までに習得した知識や理解力を診断し、高校情報科の指導計画を作成することができるようになった。さらに、特に高校の新教育課程の科目である「情報の科学」の学習内容である「情報社会と情報活用能力」「情報処理システムの概要」「コンピュータの構成」「ハードウェア」等に関する学習テキストを開発した。 4.新情報科教育課程の学習内容を精査し教材作成の準備を行う。 情報科教育の中でも、特に必要に迫られている情報モラルの領域について、その指導内容を新教育課程の目標(知識・理解、思考・判断・表現力、態度)に沿って分類し、教育内容と方法を整理した。
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