1. 実践面では、以下の海外と日本の教育者、研究者のネットワークを形成した。シドニー/パワーハウス・ミュージアム、タイ/バンサンカ・スクール、ボストン/ジャクソンスクールとチルドレンズミュージアム、香港/LEAD、椙山女学園大学、津田塾大学、同志社女子大学、その他、米国、スペイン、ネパール、ラトビア、フィリピン、ホンジュラス、南アフリカ、などのパートナーと連携し、とよた科学体験館、慶応大学、MIT Media Labなどで約10回のワークショップおよびオンラインプロジェクトで、日本と海外の10カ国以上延べ500人以上の参加者のコラボレーションを実現した。 2. 理論面でも、従来のデザインモデルを包括し拡張した「Create/Connect/Open」モデルを開発、それにもとづいて、集合型(World Friends等)、対話型(World Friends on Tour等)、協同型(Kids Guernica Project等)のプロジェクトデザインを上記の連携パートナーと協同開発した。それらを実践した上記の多くのプロジェクトにおいて参加者のCreative Mindsetが、モノ作りから人間関係構築、文化的意味の構築、コミュニティー構築へと拡張することを観察した。 3. 以上の成果を、国際学会Scratch@MIT 2012(米国)、Constructionism 2012(ギリシャ)、Thailand Constructionism Symposium 2012(基調講演、タイ)、および国内の学会や講演で発表した。 4. 以上のように、本研究の目的であった「海外の研究者と理論だけでなく実践面も共有し、異文化連携の中で互いに活性化し深め合っていく循環を創り出すことにより、日本と海外の学習者同士が文化を超えて創造的に学び合う学習環境を構築する」を達成する事ができた。
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