研究分担者 |
和田 慎二郎 プール学院大学短期大学部, 秘書課, 講師 (70321114)
蘆田 昇 福井工業高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (10202615)
木田 豊 京都嵯峨芸術大学, 芸術学部, 教授 (20514590)
上田 和浩 大阪電気通信大学, 総合情報学部, 准教授 (50388394)
金村 仁 大阪電気通信大学, 総合情報学部, 講師 (70440956)
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研究概要 |
本研究の目的は,3DCGの本来の造形の可能性を引き出すことのできる新世代のクリエータを育成する造形教育をおこなうため,我々が過去に開発した03Logo,03Artをベースに造形教育をおこなう環境を開発すること,また,このような造形環境で必須となる3次元仮想空間における認知操作の効果的なトレーニングを目指して,ゲーム的なトレーニングの可能性と有効性を調べることである.このため,実際に3D操作を伴うトレーニングゲームを構成し,それらの評価実験,予備実験をおこなうことが当該年度の計画であった.しかし,幾つかの実験をおこなってみると,現在のバージョンのシステム下では,過去に開発した03Logoの主要な3D機能を呼び出すことができなくなっていることが判明したため,急遽,安定度を向上するための03Logoのシステム改修作業を実施しなければならなくなった.このシステム改修作業を実施し,03Logoの3D機能が安定的に動作することを確認できた.さらにトレーニングゲーム実装のため,立体交差判定機能,実行ログ収集機能の実装をおこない,正常動作を確認している.これらをベースに予備実験,評価実験をおこなう予定であったが,ソフトウェアの改修にかなりの時間を割かれてしまったため,この実験の実施までは,当該年度中にはおこなえなかった.しかし,予備実験やトレーニングゲーム評価のためには,被験者となるユーザに実際に作業をおこなわせ,モニタリングする環境が不可欠であるが,このための準備は完了しており,ユーザモニタリング環境として,被験者を多チャンネルのビデオ撮影をおこなう環境を構築し,一定のレベルのモニタリングがおこなえることを確認しており,実験の直前段階までは様々な環境整備が整っている段階に至っている.
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