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2011 年度 実績報告書

小・中・高・大を連携する「情報関連科目」支援システムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 22500948
研究機関畿央大学

研究代表者

西端 律子  畿央大学, 教育学部, 教授 (20249816)

キーワード新学習指導要領 / 情報モラル / ディジタルコンテンツ / 特別支援 / ソーシャルメディア / 道徳
研究概要

本研究は、「共同貢献学習環境システム」(平成18年~20年に科学研究費の交付を受けて開発)を技術基盤とし、小学校・中学校・高等学校・そして大学や専門学校、高等専門学校、企業、NPO、地域などからなる共同体を形成し、「情報関連科目」を支援することを目的としている。新学習指導要領の告示により、「情報」分野の内容が"再編"されたため、今までの指導案、授業案、教材・教具だけでは教えられないことが想定されるため、相互にこれらの教育リソースを提供しながら、各々の教員の専門性を活かした共同貢献を実現するシステムを開発し、評価を行う。
平成23年度は、「小学校×高等学校×大学」との連携により、道徳の時間の副教材として、文部科学省が出版している「心のノート」に情報モラル内容を含める副教材を開発した。また、新たな試みとして「特別支援学校×大学」との連携により、電子黒板や改造マウスで使えるディジタルコンテンツを開発し、授業での評価を得た。これらは実際に学校側からのリクエストに応じたものであり、教材をより確かなものとして配付する予定である。
一方、大学生のソーシャルメディアの利用状況も明らかにした。本システムにソーシャルメディアとの連携も組み込み、教員志望や教育産業に就職希望の学生らも議論に参加したり、開発や評価の補助をしたりなどの役割を担うことを検討している。
小学校(平成23年度~)はすでに新課程になっており、教科書を入手し、分析中である。中学校(平成24年度~)は教科書(見本本)を申請しており、高等学校(平成25年度~)は学習指導要領解説などを分析しているところであり、最終年度に向けて、各校種の情報関連科目を整理し、「縦の連携」を成果とする予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

教材のいくつかが実際の授業で使われ、一定の評価を得ている。また、実践にご協力いただいている先生方から現在教材に対するリクエストを受け付けており、順次開発・評価する予定である。

今後の研究の推進方策

平成24年度は、新学習指導要領に対応した高等学校の教科書(見本本)も出回るため、より教材研究が進むと想定される。また、大学生のソーシャルメディアの利用率がより高くなるという予想より、教員のみならず、大学生もソーシャルメディア経由でこのシステムの開発および評価の補助に携わることができると考える。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 畿央大学におけるソーシャルメディアとメンタルヘルスに関する研究(1)2012

    • 著者名/発表者名
      西端律子、良原誠崇
    • 雑誌名

      畿央大学紀要

      巻: 9巻1号 ページ: 29-36

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 畿央大学におけるソーシャルメディアとメンタルヘルスに関する研究(2)2012

    • 著者名/発表者名
      良原誠崇、西端律子
    • 雑誌名

      畿央大学紀要

      巻: 9巻1号 ページ: 37-44

    • 査読あり

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公開日: 2013-06-26  

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