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2010 年度 実績報告書

制作課題における評価者視点の学習のための相互評価システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 22500951
研究機関日本文理大学

研究代表者

坪倉 篤志  日本文理大学, 工学部, 講師 (20389555)

研究分担者 西野 和典  九州工業大学, 情報工学研究院, 教授 (70330157)
足立 元  日本文理大学, 工学部, 准教授 (10389554)
キーワードLMS / 相互評価 / 振り返り学習 / 評価者視点の学習 / マルチメディア教育
研究概要

本研究は、学習者が提出する課題を通した相互評価の結果を、相互比較することから、評価する視点(評価者視点)を学習することを目的とするシステムの構築について研究を行っている。システム構築は3段階に別けて構築、効果計測実験・分析も3段階に別けて取り組んでいる。H22年度(初年度)は、4年間の研究プロジェクトの初年度のため、基盤になる部分を中心に取り組んだ。
システム構築は、第1段階:課題提出機能の構築、第2段階:相互評価機能の構築、第3段階:相互評価結果を用いた相互比較構築の計画である。本年度は第1段階に取り組んだ。システム構築においては、以前より用いているLMS(moodle)と連携して動作するシステム(evPoints)として構築した。具体的に構築した機能は、学習者が用いる課題提出と教授者による提出物に対する評価・コメントの閲覧が可能。教授者向け機能として、課題作成、学習者からの提出物の評価、学習者の課題提出ログの閲覧が可能である。これらは、従来のLMSに備わっていた課題提出機能が持つ問題点を改善し、教場にて課される課題に柔軟に適合できる機能として備えた。
効果計測実験では、構築システムを教場にて利用し、効果計測と計測データを用いた分析を行う。段階として、第1段階:通常課題提出 第2段階:相互評価機能第3段階:相互評価結果を用いた相互比較の計画である。構築システムの第1段階が初年度後期授業に間に合って構築できた。そのため、効果計測実験における第1段階の計測のみに取り組んだ。この中で、システムの動作検証・修正に取り組んだ。
利用実績として、2010年度後期の2つの授業(CG1、Webデザイン基礎 のべ履修者数:94名 合計課題数44件)にて利用した。利用において大きな問題は発生しておらず、システム構築における第1段階は概ね完了した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 制作課題における評価者視点の学習のための相互評価システムの研究~評価者依存の少ない評価手法と全体設計~2011

    • 著者名/発表者名
      坪倉篤志
    • 学会等名
      ゲーム学会「ゲームと教育」研究部会第4回研究会
    • 発表場所
      香川大学
    • 年月日
      2011-03-22
  • [学会発表] マルチメディア課題の評価における評価者依存の少ない評価手法の構築の試み~これまでの評価結果との比較~2010

    • 著者名/発表者名
      坪倉篤志
    • 学会等名
      ゲーム学会全国大会
    • 発表場所
      香川大学
    • 年月日
      2010-11-27
  • [学会発表] 制制作課題における評価者視点の学習のための相互評価システムの研究~全体設計とシステム構築の現状~2010

    • 著者名/発表者名
      坪倉篤志
    • 学会等名
      情報処理学会 CE研究会
    • 発表場所
      香川大学
    • 年月日
      2010-11-20
  • [学会発表] 制作課題における評価者視点の学習のための相互評価システムの研究~システム設計と構築1~2010

    • 著者名/発表者名
      坪倉篤志
    • 学会等名
      情報処理学会 CLE研究会
    • 発表場所
      徳島大学
    • 年月日
      2010-09-02

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公開日: 2012-07-19  

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