研究課題
基盤研究(C)
研究対象となる稀少な化石骨を入手し、それらを年代測定用試料に調製するため、コラーゲンの抽出を行い、さらに限界濾過により高分子画分を分取した。それらのアミノ酸分析を行った結果、外来炭素による汚染の可能性のあるアミノ酸を一部排除した上で、目的とするアミノ酸を含んだ状態で試料を分離できる可能性が示された。新たに確認された問題も多く、最終目標である、より高品質な年代測定用試料を分取するまでには、さらに検討を重ねなければならなくなったが、調製試料の質を確認できるシステムを構築することができた。