研究課題/領域番号 |
22500980
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構・奈良文化財研究所 (2012) 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 (2010-2011) |
研究代表者 |
降幡 順子 独立行政法人国立文化財機構・奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 主任研究員 (60372182)
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研究分担者 |
肥塚 隆保 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 客員研究員 (10099955)
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連携研究者 |
齋藤 努 国立歴史民俗博物館, 研究部, 教授 (50205663)
玉田 芳英 独立行政法人国立文化財機構・奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 考古第二研究室長 (90188425)
高妻 洋成 独立行政法人国立文化財機構・奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 保存修復科学研究室長 (80234699)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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キーワード | 製作技法 / 原材料 / 鉛同位体比分析 / 鉛釉陶器 |
研究概要 |
鉛ガラスおよび鉛釉陶器の原材料に関して、時期的・地域的な相違に関して検討した。特に7世紀に出土する鉛釉陶器や奈良三彩が出現する8世紀の出土資料に着目して分析調査をおこない、それらの科学的特徴を明確にした。7世紀には複数地域の鉛原料の使用が認められたが、その中で飛鳥池遺跡出土資料から国産鉛原料を使用した鉛釉陶器の存在を明らかにし、7世紀後半には鉛釉陶器の国内生産が行われていたことを確認した。また8世紀の奈良三彩・緑釉陶器の中から、鉛同位体比が今まで奈良時代の集中領域と言われていた領域以外に存在する資料を新たに見出した。さらに緑釉の原料である緑色顔料は、少なくとも2種類存在することを明らかにすることができた。
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