研究概要 |
日本列島における第四紀地史を解明する研究の一部として,関東において第四紀に降下堆積した全テフラの層序確立を試みた.千葉県銚子の屏風ヶ浦にて調査し,90~200 万年前の全ての降下テフラをカタログ化した.東京都内では,八王子,立川,昭島のボーリングコアからテフラを採取し基礎的な岩石記載を行い,既知の前期更新世テフラとの対比を試み,Kd44-Nk,屏風ヶ浦Ob4b-1およびTmg-R4,SYGを認定した.また,中期更新世の塩原大田原テフラを福島県内で検出し,さらにそれと対比可能性をもつテフラを下北沖の海底堆積物より検出した.
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