研究課題
基盤研究(C)
本研究では,東南極セール・ロンダーネ山地中部において現地調査に基づく氷床変動の痕跡の認定と,表面露出年代測定を行った.その結果,同地域では前期更新世以降に約570mの氷床高度低下が起きた可能性が高いことが明らかになった.また,最終氷期以降では氷床融解が約1.4万年前に開始したことが示された.この結果は,東南極氷床融解がMeltwater Pulse 1Aと呼ばれる急激な全球的海水準上昇に寄与しなかったことを示唆する.
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南極資料
ページ: 381-433
巻: 56 ページ: 295-379
Antarctic Record
巻: 56 ページ: 85-90
http://polaris.nipr.ac.jp/~suganuma/