研究課題/領域番号 |
22501013
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
阿部 匡史 岡山大学, 医学部, 技術専門職員 (60423282)
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研究分担者 |
山田 浩司 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 講師 (80325092)
渡部 昌美 岡山大学, 病院, 准教授 (70444677)
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キーワード | ダイナミン / dynasore / アクチン / がん |
研究概要 |
(1)アクチン重合を指標としたダイナミン阻害剤スクリーニング ATP存在下ビレンでラベルした単量体アクチンを脳細胞質に加え、ホスファチジルセリンを含んだ人工脂質膜で刺激すると、アクチンの重合を誘導できる。22年度は、これまでにスクリーニングし、既存のダイナミン阻害剤dynasoreよるも3倍程度強くアクチン重合を阻害するNo94分子の構造類似体38分子のスクリーニングを行った。この結果、3個同程度、もしくは2倍強い分子を同定することができた。23年度は、この分子の構造を元に、スクリーニングをさらに進める予定である。 (2)ダイナミンによるアクチン制御機構の解析 細胞が大きく形態変化を行う過程で、ダイナミンがタンパクキナーゼによりリン酸化を受けることを見いだした。本年度は、コルタクチンが、ダイナミンをリン酸化するタンパクキナーゼによりリン酸化されることを、in vivo、in vitroで明らかにした。さらに、これらリン酸化酵素によりリン酸化をうける部位を同定した。23年度は、これらリン酸化が、アクチンダイナミクスにどのような影響を与えるのかをin vitroを中心に解析する。
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