mtDNA の変異の入りやすさの指標としてmtDNA の多型の数を用い、食道がん発がんリスクの関連を解析するため、食道がん患者および非がん患者の症例対照研究を計画した。D-loop の多型を網羅的に調べ、mtDNA の多型の数の解析した。 食道がん患者、非がん患者それぞれについて、塩基配列の解析、多型の同定を行い、平均で食道がん患者で7.5多型/人、非がん患者で6.8多型/人の多型が検出された。主な、がん患者、非がん患者の主な違いは、塩基置換であり、がん患者、5.9多型/人、非がん患者5.4多型/人の多型が検出された。
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