研究概要 |
本研究では,鳥海山からの地下水が伏流水として湧出している日本海沿岸海域を対象とし,人工衛星だいちにより取得されたAVNIR-2 データおよびPALSAR データを用いて,海底地下水の湧出メカニズムについて検討を加えた。検討の結果,(1) AVNIR-2 データやPALSAR データは湧出地点の特徴解析に有用であること,(2)対象地域における地質の形成時期の違いは,海底地下水の湧出量や広がりの理解に役立つこと,(3)リモートセンシングデータによる地下水(淡水)と海水の違いの判読に,塩分濃度が指標の一つになり得ること等を明らかにした。
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