都市、海洋、山岳大気中の小イソトオン濃度に与えるエアロル、ラン、宇宙線の影響

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22510019
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 環境動態解析
• 研究機関: 東京理科大学
• 研究代表者: 三浦 和彦 東京理科大学, 理学部第一部, 准教授 (00138968)
• 研究分担者: 永野 勝裕 東京理科大学, 理工学部, 講師 (40408703)
• 連携研究者: 小林 拓 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 准教授 (20313786) ; 保田 浩志 独立行政法人放射線医学総合研究所, 放射線防護研究センター, 上席研究員 (50250121) ; 上田 紗也子 東京理科大学, 理学部, ポストドクトラル研究員 (00612706) ; 矢島 千秋 独立行政法人放射線医学総合研究所, 福島復興支援本部環境動態・影響プロジェクト, 主任研究員 (20392243)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: イオン / エアロゾル / ラドン / 宇宙線 / 核生成

研究概要

都市、海洋、山岳大気において、小イオン濃度と同時に、エアロゾル粒子の粒径分布、ラドン濃度、宇宙線強度を測定し、その変動要因を調べた。小イオン濃度と既存粒子への付着速度との間に負の相関が見られ、小イオンがエアロゾルに付着して減少することが示された。また、海上の小イオン濃度と風速との間に正の相関が見られ、小イオンは海水の泡がはじける時に生成されることがわかった。

研究成果

• [雑誌論文] Development of polarization optical particle counter to detect particle shape information (2012)
  • 著者名/発表者名: Kobayashi, H., Hayashi, M., Nakura, Y., Enomoto, T., Miura, K.,Takahashi, H., Igarashi, Y., Naoe, H., Nishizawa, T., Sugimoto, N., and Kaneyasu, N.
  • 雑誌名: Proc. SPIE 8526, Lidar Remote Sensing for Environmental Monitoring XIII ページ: 852609
  • DOI: doi:10.1117/12.979634
  • 査読あり
• [雑誌論文] NIRS external dose estimation system for Fukushima residents after the Fukushima Dai-ichi NPP accident (2012)
  • 著者名/発表者名: Keiichi Akahane, Shunsuke Yonai, Shigekazu Fukuda, Nobuyuki Miyahara, Hiroshi Yasuda, Kazuki Iwaoka, Masaki Matsumoto, Akifumi Fukumura & Makoto Akashi
  • 雑誌名: Scientific Reports 巻: 3 ページ: 1670
  • DOI: DOI:10.1038/srep01670
  • 査読あり
• [雑誌論文] 富士山山頂における雲凝結核濃度の測定 (2012)
  • 著者名/発表者名: 長谷川朋子・三浦和彦・飯沼和久・小林 拓
  • 雑誌名: エアロゾル研究 巻: 27 ページ: 189-196
  • URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jar/27/2/27_189/_pdf
  • 査読あり
• [雑誌論文] Biogeochemical implications of increased mineral particle concentrations in surface waters of the northwestern North Pacific during an Asian dust event (2011)
  • 著者名/発表者名: Iwamoto, Y., K. Yumimoto, M. Toratani, A. Tsuda, K. Miura, I. Uno and M. Uematsu
  • 雑誌名: Geophys. Res. Lett 巻: 38 ページ: L01604
  • DOI: doi:10.1029/2010GL045906
  • 査読あり
• [雑誌論文] Single Particle Chemical Characterization and Source Apportionment of Iron-Containing Atmospheric Aerosols in Asian Outflow (2011)
  • 著者名/発表者名: Hiroshi Furutani, Jinyoung Jung, Kazuhiko Miura, Akinori Takami, ShungKato, Yoshizumi Kajii, and Mitsuo Uematsu
  • 雑誌名: J. Geophys. Res. 巻: 116 ページ: D18204
  • DOI: doi:10.1029/2011JD015867
  • 査読あり
• [雑誌論文] Measurement of cosmic-ray origin neutronusing a scintillation detector at the summit of Mt.Fuji (2011)
  • 著者名/発表者名: Kazuaki Yajima and Hiroshi Yasuda
  • 雑誌名: Radiat. Meas. 巻: 46 ページ: 1724-1727
  • URL: http://dx.doi.org/10.101s 6/j.radmeas.2011.07.017
  • 査読あり
• [雑誌論文] 夏季富士山山頂で測定された不溶性子の粒径分布 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林 拓・三浦和彦・兼保直樹・五十嵐康人
  • 雑誌名: エアロゾル研究 巻: 25(2) ページ: 167-176
  • URL: https://www.jstage.jst粒.go.jp/article/jar/25/2/25_2_167/_pdf
  • 査読あり
• [学会発表] 富士山頂におけるラドン濃度の変動 (2013)
  • 著者名/発表者名: 府川明彦、永野勝裕、児島 紘、三浦和彦、上田紗也子、武田真憲
  • 学会等名: 日本大気電気学会第88回研究発表会
  • 発表場所: 東京理科大学
  • 年月日: 2013-03-10
• [学会発表] 富士山頂における新粒子生成 (2013)
  • 著者名/発表者名: 長岡信頼、羽賀菜津美、三浦和彦、上田紗也子、小林 拓
  • 学会等名: 日本大気電気学会第88回研究発表会
  • 発表場所: 東京理科大学
  • 年月日: 2013-03-10
• [学会発表] Biogeochemical linkage between atmosphand ocean in the eastern equatorial Pacific Ocean: Results from the EqPOS research cruise (2012)
  • 著者名/発表者名: Hiroshi Furutani, Yoichi Inai, Shuji Aoki, Hideyuki Honda, Yuko Omori, HiroshTanimoto, Toru Iwata, Sakyako Ueda, Kazuhiko Miura, Mitsuo Uematsu
  • 学会等名: 2012 AGU Fall Meeting
  • 発表場所: San Francisco, USA
  • 年月日: 2012-12-06
• [学会発表] Concentration of small ions measured at the center of Tokyo, at the summit of Mt. Fuji, and over the PaOcean (2012)
  • 著者名/発表者名: Kazuhiko Miura, Sakyaka Ueda, Nobuyori Nagaoka, Akihiko Fukawa, Katsuhiro Nagano, Hiroshi Kobayashi, Hiroshi Yasuda, Kazuaki Yajima, Hiroshi Furutani, Mitsuo Uematsu
  • 学会等名: 2012 AGU Fall Meeting
  • 発表場所: San Francisco, USA
  • 年月日: 2012-12-04
• [学会発表] 富士山周辺の自由空間の気温と山頂の気温の違い(2) (2012)
  • 著者名/発表者名: 三浦和彦、府川明彦、菊地亮太、永野勝裕、佐竹晋輔、櫻井達也、小林 拓、高橋 宙、五十嵐康人
  • 学会等名: 日本気象学会 2012年度秋季大会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2012-10-05
• [学会発表] 富士山頂における谷風の影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 府川明彦、三浦和彦、上田紗也子、永野勝裕、佐竹晋輔、櫻井達也
  • 学会等名: 日本気象学会 2012 年度秋季大会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2012-10-05
• [学会発表] 富士山における小イオンの測定 (2012)
  • 著者名/発表者名: 長岡信頼、三浦和彦、上田紗也子
  • 学会等名: 日本気象学会2012 年度秋季大会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2012-10-03
• [学会発表] 富士山大気の鉛直構造 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三浦和彦・上田紗也子・府川明彦・桐山悠祐、永野勝裕、小林 拓、速水 洋、佐竹晋輔、櫻井達也
  • 学会等名: 日本大気電気学会第87回研究発表会
  • 発表場所: 大阪大学
  • 年月日: 2012-09-13
• [学会発表] Concentration of small ions measured at the center of Tokyo and at the summit of Mt. Fuji (2012)
  • 著者名/発表者名: KazuhikoMiura, Nobuyori Nagaoka, Asami Suzuki, Akihiko Fukawa, Katsuhiro Nagano, Asako Tamaki, Shinji Yamaguchi, Ueda, Sayako, Hiroshi Kobayashi, HiroshiYasuda
  • 学会等名: Japan Geoscience UnionMeeting 2012
  • 発表場所: Makuhari, Chiba
  • 年月日: 2012-05-22
• [学会発表] 富士山頂におけるラドン濃度の変動 (2012)
  • 著者名/発表者名: 府川明彦、永野勝裕、児島 紘、三浦和彦、上田紗也子、武田真憲
  • 学会等名: 日本大気電気学会第86回研究発表会
  • 発表場所: 電気通信大学
  • 年月日: 2012-01-06
• [学会発表] 富士山における小イオンの測定 (2012)
  • 著者名/発表者名: 長岡信頼、三浦和彦、上田紗也子、鈴木麻未、玉木麻子、府川明彦、永野勝裕、保田浩志、小林 拓
  • 学会等名: 日本大気電気学会第86回研究発表会
  • 発表場所: 電気通信大学
  • 年月日: 2012-01-06
• [学会発表] 東京神楽坂における大気電気伝導率の測定 (2012)
  • 著者名/発表者名: 鈴木麻未、三浦和彦、長岡信頼、平林頌子、府川明彦、永野勝裕、保田浩志
  • 学会等名: 日本大気電気学会第86回研究発表会
  • 発表場所: 電気通信大学
  • 年月日: 2012-01-06
• [学会発表] 富士山大気の鉛直構造に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 三浦和彦、上田紗也子、永野勝裕、速水 洋、小林 拓、村山利幸、鴨川仁、加藤俊吾
  • 学会等名: 日本大気電気学会第85回研究発表会
  • 発表場所: 高知工業高等専門学校
  • 年月日: 2011-07-21
• [学会発表] 富士山頂および東京神楽坂で測定した大気電気伝導率 (2011)
  • 著者名/発表者名: 三浦和彦、梶川 藍、飯沼和久、武田真憲、永野勝裕、小林 拓、保田浩志
  • 学会等名: 日本地球惑星科学連合 2011 年大会、幕張メッセ国際会議場
  • 年月日: 2011-05-24
• [学会発表] 日本の自由対流圏におけるラドンの起源 (2011)
  • 著者名/発表者名: 永野勝裕、児島紘、三浦和彦
  • 学会等名: 日本大電気学会第気84回研究発表会
  • 発表場所: 防衛大学校
  • 年月日: 2011-01-06
• [学会発表] 富士山頂におけるラドン濃度の日周変動 (2011)
  • 著者名/発表者名: 武田真憲、永野勝裕、児島紘、三浦和彦
  • 学会等名: 日本大気電気学会第84回研究発表会
  • 発表場所: 防衛大学校
  • 年月日: 2011-01-06
• [学会発表] 富士山頂および東京神楽坂における大気電気伝導率の測定 (2011)
  • 著者名/発表者名: 梶川藍、三浦和彦、飯沼和久、武田真憲、永野勝裕、 保田浩志
  • 学会等名: 日本大気電気学会第84回研究発表会
  • 発表場所: 防衛大学校
  • 年月日: 2011-01-06
• [図書] よみがえる富士山測候所 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三浦和彦,上田紗也子,永野勝裕,加藤俊吾,松木篤,Paolo Laj,竹谷文一,小林 拓
  • 総ページ数: 180
  • 出版者: 成山堂
• [図書] よみがえる富士山測候所 (2012)
  • 著者名/発表者名: 保田浩志・矢島千秋・加藤俊吾・鳥居建男・鴨川 仁
  • 総ページ数: 180
  • 出版者: 成山堂
• [図書] 太陽エネルギーがひらく未来 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三浦和彦
  • 総ページ数: 193
  • 出版者: 東京理科大学出版
• [備考]
  • URL: http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/miura/index.html