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2010 年度 実績報告書

アレルギー性疾患予防のためのトビケラ目大量飛来時期高精度予測手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22510028
研究機関信州大学

研究代表者

平林 公男  信州大学, 繊維学部, 教授 (20222250)

研究分担者 大川 浩作  信州大学, 繊維学部, 准教授 (60291390)
新井 亮一  信州大学, ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点, 助教 (50344023)
キーワードトビケラ目 / タンパク質 / クローニング / 高精度発生予測 / 巣糸
研究概要

(1)ヒゲナガカワトビケラ絹糸腺タンパク質Smsp-2,-3,-4のN末端アミノ酸配列をもとに設計した縮重プライマーを用いたPCR法により、絹糸腺cDNAライブラリーから各遺伝子のクローニングを試みた。現状では、Smsp-2,-3,-4遺伝子のクローニング成功には至っていないが、共通モチーフ配列を持つ遺伝子群や、相同配列未知の数種の新規遺伝子のクローニングに成功した。今後、当初予定の各遺伝子のクローニングを進めるとともに、新規遺伝子についても、リアルタイムPCR法での検出・定量を検討する。
(2)Smsp-1の完全精製に成功し、部分アミノ酸配列解析およびアミノ酸組成分析を行った結果、カイコ・クモ由来の絹関連タンパク質と明確に異なることが示唆された。
(3)冬期および夏期に生物試料採集し、絹糸線リボゾーム活性を比較した結果、夏期のほうが冬期に比べて顕著に高いことが判明した。
(4)上記(3)と関連して、絹糸腺内タンパク質組成を調査した結果、特にSmsp-1含量が冬期では減少することが分かった。
以上(1)-(4)の結果を合わせ、次年度における研究計画推進に必要となる基礎知見が得られた。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (5件) 図書 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [学会発表] 千曲川中流域における河面を飛翔するトビケラ成虫の季節変化2010

    • 著者名/発表者名
      生玉恵理, ほか
    • 学会等名
      日本陸水学会甲信越支部会
    • 発表場所
      こもろ(長野県小諸市)
    • 年月日
      20101126-20101127
  • [学会発表] Sea Silkのファイバーテクノロジー2010

    • 著者名/発表者名
      大川浩作
    • 学会等名
      第1回グリーンマテリアル新領域セミナー
    • 発表場所
      信州大学繊維学部(上田市) 招待講演
    • 年月日
      2010-12-03
  • [学会発表] ヒゲナガカワトビケラ幼虫巣糸タンパク質のアミノ酸組成について2010

    • 著者名/発表者名
      大川浩作・野村隆臣・西田綾子・新井亮一・阿部康次・塚田益裕・平林公男
    • 学会等名
      平成22年度繊維学会秋季大会
    • 発表場所
      山形大学工学部(米沢市)
    • 年月日
      2010-09-27
  • [学会発表] ヒゲナガカワトビケラ幼生巣糸タンパク質の効率的調製法開発2010

    • 著者名/発表者名
      大川浩作・野村隆臣・西田綾子・新井亮一・阿部康次・塚田益裕・平林公男
    • 学会等名
      平成22年度繊維学会年次大会
    • 発表場所
      タワーホール船堀(東京)
    • 年月日
      2010-06-18
  • [学会発表] ヒゲナガカワトビケラ(Stenopsyche marmorata)幼生巣糸タンパク質の同定および精製2010

    • 著者名/発表者名
      大川浩作・野村隆臣・西田綾子・新井亮一・阿部康次・塚田益裕・平林公男
    • 学会等名
      第59回高分子学会年次大会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2010-05-28
  • [図書] バイオ接着剤(宮入裕夫監修”接着接合技術”第6章6-4節)2011

    • 著者名/発表者名
      大川浩作, 他一名
    • 出版者
      NGTコーポレーション(印刷中)
  • [産業財産権] 医療用材料及びその製造方法2010

    • 発明者名
      大川浩作, 他4名
    • 権利者名
      信州大学, 他1名
    • 産業財産権番号
      特許出願
    • 出願年月日
      20101200

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公開日: 2012-07-19  

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