研究課題
基盤研究(C)
大深度掘削NaCl型温鉱泉水でラジウムが高濃度になる成因解明を目指した。具体的には,日本海に面する石川県から北海道にいたる深部NaCl型地下熱水を採取し,試料の化学成分、水素・酸素同位体、U、Th、Ra 同位体、さらに掘削コアー岩石試料の測定を行った。その結果、(1)Ra濃度と塩分との正の相関、(2)水相中へのRa供給は岩石表層の親核種のα壊変に伴うα反跳に支配されていること、更に(3)溶解したRaは塩分が高いと保存性として存在することを明らかにした。
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巻: 101 ページ: 201-210
DOI:10.1016/j.quaint.2010.02.007
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