アマモの種を供給できるアマモ場を種母とし、そのアマモを資源管理することで、周辺海域内のアマモ場を間接的に保護することを検討した。本研究の目的は、広島県竹原沿岸、生野島、船島周辺における、種母となるアマモ場を推定することを目的とした。現場調査により、生野島を中心とする種子移動経路、種子保有量、マイクロサテライト分析により推算できた。生野島の種子は対岸の竹原市沿岸部に種子供給よりも、船島周辺の浅場があり、夏はアマモが繁茂しているが越夏出来ない単年生のアマモ場に対して、生野島の湾内のアマモ場が種母となる可能性が示唆された。
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