• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

マイクロ分析装置の省エネ化,効率化,小型化のための多機能マイクロポンプの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 22510127
研究機関立命館大学

研究代表者

大上 芳文  立命館大学, 理工学部, 教授 (30203722)

研究分担者 DINH XuanThien  立命館大学, 総合理工学研究機構, ボストドクトラルフェロー (40469200)
キーワードマイクロ流体機器 / MEMS / 数値流体力学 / 加速度計
研究概要

○研究目的1:「電磁力の解析と最適な隔膜部の設計」
隔膜の振動と流体解析を組み合わせた計算方法を構築し,振動数と流量の関係を明らかにした.さらに,流量が最大となる振動数を算出し,電磁力とともに流量がリニアに増えること,実験値とも比較し良い一致を見せること,従来のものより流量が大きいも明らかにした.試作品の作成も行った.このように最適な隔膜部の設計の指針を得ることができた
○研究目的2:「混合率の最適化」
ローターの回転数,流体の速度,撹拌係数を様々に変化させて数値計算を行い,ローターの前後での流れの違いが撹拌効果を増大させることを明らかにした.さらに,仮想粒子を流すことで,撹拌のメカニズムを明らかにし,粘性の大きな流体でも効果があることを明らかにした.確率密度関数を用いた手法により,ストロハル数に関して混合率に相似性があること,ストロハル数とともに撹拌率が上がり,ペクレ数と共に下がるなどを明らかにした
○研究目的3,4:「噴流速度,速度分布の最適化」,「噴流速度,速度分布の最適化」
噴流を用いた加速度計を作成するために数値解析を行った,その結果,必要なパラメーターの最適値を明らかにし,実用的な装置の設計指針が得られた.特にx, y, zの3方向の加速度を同時に測定することを目的としており,これは従来にはないものである,また,本装置は3層で形成され,MEMS技術によって容易に作成ができるような設計となっており,次年度の研究に繋げる予定である

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Mixing Enhancement by Microrotor in Step Channel2011

    • 著者名/発表者名
      Thien X.Dinh, Y.Ogami
    • 雑誌名

      Trans.ASME, J.Fluid Engineering

      巻: 133 ページ: 021101(6)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] A Dynamic Model for Studying Valveless Electromagnetic Micropumps2011

    • 著者名/発表者名
      Thien X.Dinh, Nghia M.Le, Van T.Dau, Y.Ogami
    • 雑誌名

      J.J.Micromech.Microeng

      巻: 21-2 ページ: 025015(7)

    • 査読あり
  • [学会発表] Dynamic Performance of an Electromagnetic Actuated Valveless Micropump2010

    • 著者名/発表者名
      Thien X.Dinh, Y.Ogami
    • 学会等名
      ASME Int.Mechanical Engineering Congress & Exposition
    • 発表場所
      Vancouver, British Columbia, Canada
    • 年月日
      20101112-20101118
  • [学会発表] Analysis of Valveless Electromagnetic Micropump by a Dynamic Model2010

    • 著者名/発表者名
      Thien X.Dinh, Y.Ogami
    • 学会等名
      7^<th> Int.Conf.Flow Dynamics
    • 発表場所
      Sendai Int.Center, Miyagi, Japan
    • 年月日
      20101101-20101103
  • [学会発表] Design and Simulation of Simple 3DOF Fluidic Angular Rate Sensor2010

    • 著者名/発表者名
      Thien X.Dinh, Y.Ogami
    • 学会等名
      2010 Mechanical Engineering Congress
    • 発表場所
      Nagoya Institute, Nagoya, Japan
    • 年月日
      20100905-20100908

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi