研究課題
1.ワン・ショット意思決定フレームワークを提案した。ワン・ショット意思決定フレームワークは二段階意思決定アプローチから構成される。第一段階では、意思決定者のリスクと満足度に対する態度により、3つの基準に基づいて焦点事象を選択する。第二段階では、選ばれた焦点事象によって、最適意思決定を行う。ワン・ショット意思決定フレームワークを用いて、個人投資家の不動産への投資行動を分析した。2.ワン・ショット意思決定フレームワークを用いて、複占市場を分析した。これの拡張として、非対称情報下の複占市場を分析した。3.区間確率は従来の確率の拡張として、情報の中で無知量が存在する場合によく用いられる。区間確率の同定法を提案した。一対比較から得られた事象間の起こる確率の比から線形計画法と二次計画法を用いて、事象の起こる区間確率を求めることができる。区間確率下の意思決定モデルも提案した。4.内部競争因子と外部競争因子を提案し、ラフ集合理論による得られた決定ルールを簡略化することができる。現実問題に適用して、その有効性を示した。5.あらかじめ決められた経営目標を実現するため、上位の経営意思決定問題は可能性数理計画問題により定式化された。二次計画法問題によって、決定変数の可能性分布を求めることができる。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (2件)
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