研究課題
台湾国立成功大学都市計画系葉光毅教授、台湾長栄大学土地利用系李泳龍教授との国際共同研究を行った。それぞれ、2010年12月、2011年3月1週間程度訪問した。特に2010年8月には特別講演で災害発生確率がブロックごとに異なる場合の緊急施設配置問題について発表した。現在論文作成中である。IJICICに葉光毅教授とのこれまでの共同研究として候補地の望ましさおよび非対称距離を考慮したより現実的な施設配置問題の成果を公表した。さらに、都市の施設間の輸送問題や施設の連携を考慮するためにファジィ輸送問題、不確定・不確実性のもとでの極大木問題についても考え公表した。これは中国ハルピン工業大学理学研究科での博士後期課程Geyueさんの指導の一環として行ったものである。そのまとめを2月に大阪工業大学で行った国際会議で紹介した。さらに北九州早稲田大学キャンパスで行われたSME研究集会ではfuzzy random variableとその応用に関するこれまでの研究成果について特別講演を行った。その中で都市計画への応用について我々の研究成果を紹介した。また、従来からの意思決定の数理的評価を都市計画に組み入れて、施設配置を行う研究も始めている。ただ残念なことに震災の影響で7月に行われる予定であったISOLDE2011は2012年以降に延期され、準備していた緊急施設配置の発表はキャンセルされた。シナリオ解析と都市計画との融合を目指すために小樽商科大学での第13回チェコ日本データ解析と意思決定に関するセミナーで大阪大学蓮池氏、広島大学片桐氏と共同でランダムファジィ最短経路問題に関するリスク管理の研究発表も行った。
すべて 2011 2010
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (4件)
Kibernetica
巻: 47 ページ: 560-571
International Journal of Inovative Computing, Information & Control
巻: 7 ページ: 4989-4904
Fuzzy Optimization in, Fuzziness and Soft Computing
巻: 254 ページ: 313-321