1万TEU以上のコンテナ積載能力のある超大型コンテナ船(以下、メガシップと呼ぶ)を日本の港湾に寄港させるには、従来のコンテナターミナルとは根本的に異なるデザインのターミナルを建設して、メガシップの迅速な荷役、および同船からのフィーダ船への効率的なトランシップを実現する必要がある。そこで、本研究課題では、メガシップ対応のハブコンテナターミナルのレイアウトの合理的設計手法の確立を行う。最終年度である本年度では、昨年度に引き続いて、以下の内容の研究を行った (1)コンテナターミナル計画の基礎データである、背後地コンテナ輸送パターンの分析を行った。その成果を国内誌に発表した。 (2)メガシップの迅速な荷役に効果のある両舷荷役型のターミナルである、インデント型ターミナルとフロート型ターミナルの荷役性能の比較を計算を行った。その計算のために両ターミナルタイプに対して個別にバース割当問題を開発した。計算結果をもとに権威ある欧文誌である、Transportation Research Part-Eに論文を発表した。
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