平成24年度は,動画像とGPSを連携し,これまでのGPSの速度分布から阻害の有無を判定し,動画像を見ながら阻害原因を判定するるシステムの改良を行った. それらの内容は,国土地理院の空間情報を基礎とし,地図上で,交差点・リンク区間を領域指定するっことによって,自動的に領域内の速度をエクセル形式で出力するシステムである. このことによって,従来,GPSのデータを流しながら速度の算定を一つずつ行っていたものが,完全自動化され,各交叉点,リンクの速度を自動判別できるため,松山市で採取したデータの全解析が可能となり,ボトルネックとなる交差点,リンクの解析が即時可能となり,全域の走行阻害との関連の分析可能となるため,救急車の走行阻害の分析に大きく寄与できると考えている.
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