研究概要 |
松山南消防署の救急車に,Web カメラと GPS を搭載し,救急車両の実走行データを採取した.次に,それらのデータを国土空間データ(2500 分の1)上で,再生するシステムを開発し,速度の分布と停止時間を色の分布と,円の大小で判別することによって,速度の低下と停止時間より,走行阻害箇所を特定し動画像より阻害状況を確認した.さらに,交差点・リンクの走行速度を自動抽出するシステムを開発し,ボトルネックとなるリンク,交差点を明らかにした.そして,信号現示が走行速度に与える影響が大きいことを定量的に示しFAST(Emergency Vehicle Preemption Systems)の導入効果を定量的かつ,視覚的に示すことができた.
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