研究課題/領域番号 |
22510163
|
研究機関 | 聖泉大学 |
研究代表者 |
方 蘇春 聖泉大学, 人間学部, 教授 (30367891)
|
研究分担者 |
中島 健一 神奈川大学, 工学部, 教授 (80278564)
|
キーワード | 日中企業比較 / 経営工学 / リーン生産方式 / 環境対応 / 輸送機器 / 中国の自動車産業 / 次世代車 / 自動車産業戦略 |
研究概要 |
平成23年度では、日本国内において、トヨタ自動車九州宮田工場、日産自動車九州工場を見学したほか、日産先進技術センター(神奈川県厚木市)を訪問し、関係研究担当者との情報交換やディスカッションを行った。 また、中国現地において、長春第一汽車ならびに複数の第一汽車系列部品工場を見学したほか、清華大学、上海交通大学、長春工業大学、長春大学などの大学研究者との情報交換やディスカッションを重点的に行った。 その成果の一部を中国の《時代経貿》雑誌、および本学紀要《聖泉論叢》にて論文発表を行った。 さらに、中国現地の大学に招かれ、長春工業大学工商管理学院(2011.9.4)と長春大学経済学院(2012.3.10)にてそれぞれ招待講演を行い、研究成果の一部を紹介した。 そのほか、中国現地自動車メーカー見学などの事例研究に基づいて、中国自動車産業の生産方式に関する研究論文(研究分担者の中島教授と連名)を日本情報経営学会誌に投稿した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現地研究者との共同研究は順調に進展している。特に新たに上海交通大学汽車研究院や清華大学汽車工程学院の研究者とのコンタクトができた。 研究成果の対外発表もおおむね順調に進展している。今年度も論文発表を行ったほか、現地大学での講演会を開き、研究成果の一部を現地の関係者へ紹介した。 日本や中国現地の工場見学、研究所訪問などの追加調査もおおむね順調に行っているが、予定した中国内地にある長安汽車への見学は実現しなかった。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度本研究課題の最後の年度なので、研究目的を達成するため、下記の推進方策を考えている。 1)中国現地での追加調査やさらなる情報収集を行う; 2)経営工学的や統計学的な手法を駆使して中国自動車生産方式の環境配慮の度合を定量的に表したい; 3)研究分担者や中国現地の研究者と共同で学会や学会誌などに研究成果を積極的に公表する;4)できればこれまでの研究成果を本にまとめ出版したい。
|