研究課題/領域番号 |
22510163
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研究機関 | 聖泉大学 |
研究代表者 |
方 蘇春 聖泉大学, 人間学部, 教授 (30367891)
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研究分担者 |
中島 健一 神奈川大学, 工学部, 教授 (80278564)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 経営工学 / リーン生産方式 / 日中企業比較 / 環境対応 / 輸送機器 / 中国の自動車産業 / 次世代車 / 自動車産業戦略 |
研究概要 |
本研究では中国の自動車産業について現地調査を行い、例えば長春第一汽車、北京汽車、上海汽車といった大手国有企業や吉利などの大手民営企業、そして複数の自動車部品企業や中小ベンチャー企業などを訪問調査し、中国自動車産業の現状把握を努めた。また、日本ではトヨタ、日産、ホンダなど日本を代表する企業を訪問した。 一連の調査やこれまでの研究で得られた知見をもとに、経営工学の見地からJIT生産システムをはじめとする日本的環境配慮型生産システムを現地関係者へ紹介した。また、中国の大学研究者との交流も積極的に行い、本研究に関連する共同研究を行っている。さらに、中国現地の複数の大学で特別講演会(招待講演)も行い、日本の自動車産業の概況を紹介しながら、現地に適した環境配慮型生産システムの提案を行った。 いま、世界の年間CO2排出量の約3割は中国によるものであり、これは中国における自動車の普及に関係している。中国の自動車保有台数は総人口数で割ると、まだその1割程度にとどまっており、これからも当分の間、自動車の生産販売台数は増え続けるだろう。省エネルギーの観点から見ても、中国での自動車生産において日本的環境配慮型生産方式はとても有効であること、そして日系合弁企業は日本本社と同様に環境配慮型生産方式を取り入れているほか、民営系企業も積極的取り入れようとしていることが本研究を通じてわかった。なお、中国の自動車産業においてこれからは従来型のガソリンエンジン自動車以外、電気自動車やハイブリッド車などの次世代車をはじめ、ダウンサイジングエンジンのような低燃費のエコカーの開発・普及は燃眉之急である。これも本研究を行う際、得られた成果であると考える。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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