研究課題
基盤研究(C)
シロイヌナズナ純系T-DNA挿入ラインを対象として、胚軸の物性を形質指標とするフェノーム解析を行った。網羅的な解析の結果、従来は関与が全く考えられていなかった新規遺伝子多数が、物性制御において重要な働きをすることがわかった。また、物性変化を生ずる可能性が高い遺伝子のラインを対象とした選択的な解析により、これらの遺伝子の機能が検証できた。さらに、成長形質と物性との変化の違いや生育環境による影響も明らかになり、植物の柔軟かつ複雑なゲノム機能制御の実態が示された。
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Journal of Plant Physiology
巻: 168巻 ページ: 196-203
DOI:10.1016/j.jplph.2010.06.029