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2010 年度 実績報告書

リシーケンシングによる関節リウマチ感受性稀少変異の探索

研究課題

研究課題/領域番号 22510213
研究機関東海大学

研究代表者

光永 滋樹  東海大学, 医学部, 教授 (20510051)

研究分担者 猪子 英俊  東海大学, 医学部, 教授 (10101932)
井ノ上 逸朗  国立遺伝学研究所, 人類遺伝研究部門, 教授 (00192500)
椎名 隆  東海大学, 医学部, 講師 (00317744)
キーワード関節リウマチ / 感受性遺伝子 / 希少変異体 / 次世代シーケンサ / Long-Range PCR / Exome解析
研究概要

これまでに関節リウマチ(RA)感受性遺伝子として報告され、他グループによる再現実験も行われているものを中心に26遺伝子(FCRL3, NOTCH4, PADI4, PTPN22, STAT4, REL, SLC22A4, RUNX1, IL23R, PRKCH, RANLK, MRPL48, RTN1, DCIR, IL3, IL18, IL4R, SUMO4, CUL1, FGFR2, EXOC4, MHC2TA, CASP7, NFKBIL1, CTLA4, CD40)を選択し、そのプロモーター領域、エクソン、イントロンを含む遺伝子の全領域を対象としたLong-Range PCR法の系を作成した。増幅領域は合計で2.6Mbとなった。この系を用いて関節リウマチの中で関節破壊の進行が早くもっとも重篤なムチランス型11症例の末梢血DNAで増幅を行った。全増幅産物をプール後、Illumina Genome Analyzer IIxを用いて塩基配列を解析し、報告されている26遺伝子の塩基配列と比較した。RA患者に特徴的な非同義置換、および5'UTR、3'UTR、イントロンでの特徴的変異・多型は見いだせなかった。しかし、ある遺伝子の第1エクソン上流300~330bpにSNPの集積がみられた。今後、サンガー法により多数の症例での塩基配列を比較、検討することによりこれらSNPsとRA(ムチランス型)との関連を解析する。
Agilent Human All Exon kitを用いて、ムチランス型10症例のExome解析も行っている。Exome解析で特徴的な稀少変異の可能性があると考えられたものについては、サンガー法により個別検体ごとに稀少変異の有無を調べ、健常人症例と比較し、統計学的解析により関節リウマチとの関連を確認しているが、これまでのところ特徴的なものは得られていない。今後さらに、Exome解析で得られた他の候補SNPを解析する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Exact break point of a 50 kb deletion 8 kb centromeric of the HLA-A locus with HLA-A^*24:02 : the same deletion observed in other A^*24 alleles and A^*23:01 allele

    • 著者名/発表者名
      Shigeki Mitsunaga, Yuko Okudaira, Nanae Kunii, et al.
    • 雑誌名

      Immunogenetics

      巻: (in press)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Genome情報と薬剤応答

    • 著者名/発表者名
      光永滋樹、猪子英俊
    • 雑誌名

      International Review of Thrombosis

      巻: (印刷中)

  • [学会発表] 関節リウマチ感受性遺伝子における希少多型・変異の探索2010

    • 著者名/発表者名
      國井七絵、光永滋樹, 他
    • 学会等名
      BMB2010
    • 発表場所
      神戸ポートアイランド(兵庫県)
    • 年月日
      2010-12-09

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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