研究課題
基盤研究(C)
膜貫通蛋白質の生体内における機能解明にはそれらの持つ揺らぎの情報が不可欠である。そこで、メリチンをモデルペプチドとしてリン脂質膜との相互作用を質量分析法と単分子膜の膜厚測定を用いて評価した。その結果、ある温度で膜外への突出を繰り返すメリチンの突出速度がアレニウスの法則に従わなくなる事が示された。この現象は、温度上昇により活発化された脂質分子が膜外への突出を制限するためであり、メリチンの割合が高くなるほど脂質膜の不安定化によりその制限が増加する事が明らかになった。
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