研究課題
基盤研究(C)
中部琉球の固有種で絶滅危惧種に指定されるクロイワトカゲモドキの遺伝的多様性と保全をミトコンドリアDNAの変異から考察した。その結果,形態データに基づく従来の系統仮説を支持せず,奄美諸島産オビトカゲモドキと残りの沖縄諸島産4亜種との間で大きな遺伝的分化を示すこと,沖縄諸島の中に6つの独立な系列があり,基亜種とマダラトカゲモドキはそれぞれ単系統にならないこと等が明らかになった。また,保全遺伝学的な見地から,すべての個体群は絶滅の危険性が高いと判断された。
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