研究概要 |
4月にヘーゲルのイェ―ナ論理学・形而上学に関するドイツ語論文"Unendlichkeit und Erkennen"を執筆し、ヤメ教授(リュ―ネブルク大学)の60歳記念論集"Mythos-Geist-Kultur"(hrsg.v.Andermann/Juergens, Verlag Fing 2013)に寄稿した。 7月28日に日本ヘーゲル学会主催セミナー「精神現象学を読む」において、「「精神の現象学」における道徳性と道徳的宗教」という題目で講演を行った。8月末に、イェ―ナ論理学から後期の論理学に至る発展史を扱った論文「ヘーゲルにおける関係の存在ー認識ー論の展開」をまとめ、「ヘーゲル哲学研究」第19号に寄稿した。 9月13日に、台湾の東海大学で開かれた第一回東南アジア・ヘーゲルネットワーク国際会議において、"Die Eigentuemlichkeit des Gedankens der Freiheit bei Hegel"という題目で発表し、また今後のネットワークの活動に関する討論に参加した。 12月17日にドイツのケルン大学で"Unendlichkeit und Erkennen.Logik und Metaphysik Hegels als der transzendentale Idealismus"という題目の講演を行い、ビックマン教授やエンゲルハルト博士と意見交換を行った。12月19日にヘーゲル・アルヒーフ(ボーフム)を訪問し、ザンドカウレン教授やゼル博士と意見交換を行った。 日本におけるヘーゲル論理学受容(フェノロサ、田辺元、鈴木権三郎、高橋里美、武市健人)について調べ、3月末にドイツ語論文"Begruendung der These-Antithese-Synthese.Rezeption der Logik Hegels in Japan"を執筆した。
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