研究課題
基盤研究(C)
道教という宗教が『度人経』をはじめとする『霊宝経』の教理を、いかに儀礼実践の中に応用しているかを、台湾、福建、浙江の儀礼資料を利用することによって解明した。霊宝儀礼に特有の歩虚詞の歌唱が規範の通りに行われるかを指標に各地の資料を検討した。また大英図書館所蔵の福建海澄の道教儀礼手抄本により、台南と海澄の儀礼を比較し、地方社会と儀礼の関係、儀礼の種類の異同を解明するとともに、誦経の音声の資料化を試みた。
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アジア遊学
巻: 第133号 ページ: 132-146