研究課題/領域番号 |
22520048
|
研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
遊佐 昇 明海大学, 外国語学部, 教授 (40210588)
|
研究分担者 |
荒見 泰史 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (30383186)
劉 勲寧 明海大学, 外国語学部, 教授 (90261750)
|
研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
キーワード | 道教石窟像 / 敦煌文献 / 道教 / 俗講 / 唱導 / 四川 / 成都 |
研究概要 |
当該年度の8月に遊佐は四川省成都市付近の石窟の現地調査を行った。現地での調査を行うに当たって、四川大学宗教学研究所を訪問し、李剛教授に現在の四川省成都市付近の石窟群の研究調査状況及び交通手段等についてレクチャーを受け、併せて研究全般においての意見交換を行った。李剛教授とは研究開始時から協力を得ており、今回の調査においても多くの有益なアドヴァイスを頂戴した。 現地調査可能な石窟として成都市蒲江県の蒲江石窟(飛仙閣摩崖造像)を選択し、現地での調査を行った。ただ、現地に行ってみて始めて分かったことだが、残念なことに約半数の窟が現在修理中であり、全体を見ることができなかった。それでも見学可能な窟と像については、全体での位置を確認しながら写真で画像を記録した。現在、蒲江石窟に関する報告、論考等を集めて分析を行っている。ここには唐代に造像されている天尊像の存在があるだけに、全体に亘る再度の調査が必要と考えている。 遊佐は敦煌道教文獻の調査を進めており、特に校録を作成したBD1219、BD7620については全体の構成から細部の分析に至るまで、検討を加えている。また、P3021、3876を研究に重要な文獻と確認し、長文であるが、現在原文の読み取りの作業を進めている。 研究分担者の荒見泰史は、敦煌文献中の仏教文獻を中心に俗講、唱導をキーワードとして研究を進めている。同じく劉勛寧は石窟における碑文の分析を進めている。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|