研究課題
基盤研究(C)
本研究は、アルゼンチンにおける人間の可傷性を媒介とした記憶継承の新たな視座を提示し、「感情移入がもたらす揺らぎ」を通じてのトラウマ的記憶への接近可能性を検討する。それは歴史的過去についての的確な理解を可能にし、社会的次元から親密圏を排除する近代的な自律的主体の構築を基とする民主化モデルの再検討を促す。また社会的に認知されてきたこれらの記憶の表象が、民主化過程の人権言説にいかなる影響を与えてきたかを明らかにする。
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ラテンアメリカ研究所報39号
ページ: 39-40
ジェンダーフォーラム年報11号
ページ: 85-96