研究課題
基盤研究(C)
本研究では、フォシヨンの美術史学が、これまで言われてきたような単純な様式史ではなく、同時代の様々な学問的潮流に棹さすものであったことが具体的に検討された。とりわけ、アナール派を中心とする当時の新しい歴史学における時間論、社会学的視点、そして人類学的(民族学的視点)との共同歩調が明らかとなり、それが社会主義知識人としてのフォシヨンの立場とも調和するものであることが明確となった。
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山形大学大学院社会文化システム研究科紀要
巻: 第7号 ページ: 53-60