研究課題
基盤研究(C)
本研究では延べ 32 躯の実地調査を行った。その成果概要は次の通りである。(1)日本の武家肖像彫刻の形態は坐像を原則とする。(2)中・近世を通すと、その形式は束帯を主流とする。(3)束帯形式盛行に足利尊氏像が果たした役割が大きいと推定されるが、源頼朝の束帯像を先例としたか(5)鎌倉幕府関連の武家肖像では、束帯よりも狩衣ないし法体の形式が重視されたか。(6)束帯・狩衣・法体の三形式による古像が存在する北条時頼像は極めて重要かつ特異な存在である。
すべて 2014 2013 2010
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (3件)
MUSEUM
巻: 629 ページ: 43-66