研究課題/領域番号 |
22520110
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
木村 三郎 日本大学, 芸術学部, 教授 (00130477)
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研究分担者 |
安室 可奈子 日本大学, 芸術学部, 研究員 (10419749)
小野崎 康裕 川村学園女子大学, 人間文化学部, 教授 (30194608)
栗田 秀法 名古屋芸術大学, 美術学部, 准教授 (10367675)
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キーワード | リーパ / グラヴロ / エンブレム / 歴史画 / 王立絵画彫刻アカデミー / アンリ四聖 / プルタルコス / ラ・ヴリリエール |
研究概要 |
木村:年度前半は、フランス17-18世紀における、版画家、ド・ビーとグラヴロに関した研究を行った。後半は、海外出張を行い、17世紀フランスにおける、イタリア画家の歴史画がフランスに及ぼした影響とその性格について、ラ・ヴリリエール邸コレクションを中心に研究した。 小野崎:主に、エンブレム・ブック中に記された歴史エピソードの抽出とその図像表現について研究した。さらに、シャルル・プランやコワペル等、17世紀フランス絵画・彫刻アカデミーに属した画家の諸作に対して照合を試みた。 栗田:引き続きプルタルコス、リウィウス関係(アレクサンドロス、コリオラヌス、フォキオンなど)の図像資料、文献資料の収集に努めた。併せて受容のコンテクストを考察するための資料も収集した。 安室:フランス・パリおよびリヨンにて、図像資料、文献資料の収集。リヨン市立図書館に寄託されているイエズス会フォンテーヌ・コレクションの概要についての調査や、アンリ四世の図像についての調査を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
代表者を中心に、共同研究者が各自、個別の基礎研究に集中した年度であった。
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今後の研究の推進方策 |
次年度が、計画の最終年度であり、各自が実績に基づいて、論文執筆を計画している。個別研究を総括する時期である。
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