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2011 年度 実績報告書

17世紀フランスにおける歴史画と挿絵本との関係についての総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22520110
研究機関日本大学

研究代表者

木村 三郎  日本大学, 芸術学部, 教授 (00130477)

研究分担者 安室 可奈子  日本大学, 芸術学部, 研究員 (10419749)
小野崎 康裕  川村学園女子大学, 人間文化学部, 教授 (30194608)
栗田 秀法  名古屋芸術大学, 美術学部, 准教授 (10367675)
キーワードリーパ / グラヴロ / エンブレム / 歴史画 / 王立絵画彫刻アカデミー / アンリ四聖 / プルタルコス / ラ・ヴリリエール
研究概要

木村:年度前半は、フランス17-18世紀における、版画家、ド・ビーとグラヴロに関した研究を行った。後半は、海外出張を行い、17世紀フランスにおける、イタリア画家の歴史画がフランスに及ぼした影響とその性格について、ラ・ヴリリエール邸コレクションを中心に研究した。
小野崎:主に、エンブレム・ブック中に記された歴史エピソードの抽出とその図像表現について研究した。さらに、シャルル・プランやコワペル等、17世紀フランス絵画・彫刻アカデミーに属した画家の諸作に対して照合を試みた。
栗田:引き続きプルタルコス、リウィウス関係(アレクサンドロス、コリオラヌス、フォキオンなど)の図像資料、文献資料の収集に努めた。併せて受容のコンテクストを考察するための資料も収集した。
安室:フランス・パリおよびリヨンにて、図像資料、文献資料の収集。リヨン市立図書館に寄託されているイエズス会フォンテーヌ・コレクションの概要についての調査や、アンリ四世の図像についての調査を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

代表者を中心に、共同研究者が各自、個別の基礎研究に集中した年度であった。

今後の研究の推進方策

次年度が、計画の最終年度であり、各自が実績に基づいて、論文執筆を計画している。個別研究を総括する時期である。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 3件) 図書 (1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] ラ・ヴリリエール邸ギャラリーとローマ古代史を描く歴史画2012

    • 著者名/発表者名
      木村三郎
    • 雑誌名

      日本大学芸術学部紀要

      巻: 55号 ページ: 61-77

    • URL

      http://homepage3.nifty.com/saburo-kimura/pdf/2012a.pdf

    • 査読あり
  • [雑誌論文] バロック絵画研究における、フランスの新世代の研究者たち2012

    • 著者名/発表者名
      木村三郎
    • 雑誌名

      美術史論集(神戸大学美術史研究会)

      巻: 12 ページ: 121-126

  • [雑誌論文] プッサン作《アルカディアの牧人たち》(ルーヴル美術館蔵)-「知恵」と「恒心」のテーマをめぐって-2012

    • 著者名/発表者名
      栗田秀法
    • 雑誌名

      美学美術史研究論集

      巻: 26(印刷中)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ゴンクールの歌麿論、そして、グラヴロ論…18世紀のファッションを見る眼2011

    • 著者名/発表者名
      木村三郎
    • 雑誌名

      18世紀学会・学会ニュース

      巻: 67 ページ: 10-13

  • [雑誌論文] フランス近代における《慈愛の寓意》と炎の図像について2011

    • 著者名/発表者名
      木村三郎
    • 雑誌名

      日本大学芸術学部紀要

      巻: 54 ページ: 45-57

    • 査読あり
  • [図書] 西洋近代絵画の見方・学び方2011

    • 著者名/発表者名
      木村三郎
    • 総ページ数
      223
    • 出版者
      左右社
  • [備考] インターネット公開では、(1)『西洋近代絵画の見方・学び方』同参考文献

    • URL

      http://homepage3.nifty.com/saburo-kimura/TOP.htm

  • [備考] (2)『フランス19世紀同時代人ギャラリー』作業統括、並びに、序文執筆

    • URL

      http://galeriecont.cin.nihon-u.ac.jp/

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公開日: 2013-06-26  

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