研究課題
基盤研究(C)
初期キリスト教美術中心主義で論じられてきた古代末期の諸宗教(ユダヤ教、ローマ伝統宗教、ミトラ教など)の作品解釈について、ローマの外港オスティア・アンティカ遺構群の詳細な現地調査と分析から得られた知見を用いて、それらの発展をいかに理解しうるのかについて、新たな可能性を提示した。2世紀末から3世紀末の間に、オスティアの諸宗教の美術は都市環境の変化とともに、その内的意味をも変化させ、市民の宗教から各共同体のものへと、当時の人々の信仰のあり方と密接に結びついて変遷したことが明らかにされた。
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言語文化研究
巻: vol.24(3) ページ: 97-105
美術手帖
巻: 65巻984号 ページ: 82-85
キリスト教学
巻: 52号 ページ: 193-206