(1)浮世絵展の企画・監修・協力 ①「大浮世絵展」(2014年1月2日~3月2日 江戸東京博物館、3月11日~5月6日 名古屋市博物館、5月16日~7月13日 山口県立美術館)企画委員として、作品選定、出品交渉、図録の作品解説執筆を担当した。②「上方の浮世絵‐大坂・京都の粋と技‐」(2014年4月19日~6月1日 大阪歴史博物館 9月9日~10月13日 山口県立萩美術館・浦上記念館)監修者として、作品の実地調査、作品選定、出品交渉、図録の論考・章扉・作品解説の執筆を行った。なお、この展覧会が今回の科学研究費補助金基盤研究(C)の集大成となる。③「関西大学名品万華鏡 館館選イチオシ!」(2014年4月1日~5月18日)上方の浮世絵師二代長谷川貞信の作品解説について助言を行った。 (2)展覧会見学 浮世絵に関連した「幽霊・妖怪画大全集」「江戸の美男子‐若衆・二枚目・伊達男‐」「浮世絵の夏」「花開く江戸の演芸」「大浮世絵展」「江戸の面影 浮世絵は何を描いてきたのか」「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」等の展覧会はもちろん、広く美術史を理解するためにも「ファインバーグコレクション展 江戸絵画の奇跡」「大妖怪展」「江戸の狩野派」「クリーブランド美術館展 名画でたどる日本の美」「探幽三兄弟展」「川瀬巴水展」「東大寺展」等、美術関連の展覧会を見学、展示の構成や方法、図録の編集などについて理解を深めた。 (3)一般への啓蒙 箕面シニア塾「欧米の浮世絵受容」(12月16日 箕面市メイプル文化財団)、江戸博かるちゃー「上方浮世絵とは何か?‐その特徴と意義‐」(2月6日 江戸東京博物館)などの講座で、一般に馴染みの薄い上方浮世絵の一般への啓蒙に努めた。 (4)第7回国際浮世絵学会賞を受賞し、受賞記念講演「制作・販売からみた上方浮世絵の一側面」(6月2日、於:学習院大学)を行った。
|