研究課題
基盤研究(C)
4~5世紀の五胡十六国時代の金銅仏を調査した結果、基準となる作例を抽出し、それらが5世紀前半に制作されたことを確認した。また中国風の様式をもつ像やガンダーラの影響を強く受けた像があることも確認し、この時期、多様な造像活動が行われていた状況を明らかにした。また5世紀後半の北魏時代には、強力な統一国家のもとで、新たな西方文化を受容して五胡期とは全く異なる造像活動が行われていたことを、像の様式、製作技法、材質等の面から明らかにした。