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2013 年度 研究成果報告書

近代日本人作曲家のフランス音楽受容に見る異文化理解と伝統の創造

研究課題

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研究課題/領域番号 22520128
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 芸術学・芸術史・芸術一般
研究機関埼玉大学

研究代表者

神月 朋子  埼玉大学, 教育学部, 准教授 (70375591)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード近代フランス音楽 / 日本の洋楽受容 / アンチ・ドイツ / 新たなモダニズム / 日本の近代化との連携
研究概要

池内友次郎、平尾喜四男らの作曲家の体験をもとに、太平洋戦争前の日本の音楽状況から形成されたフランス音楽観を整理した。
フランス音楽受容には、アンチ・ドイツ音楽という消極的な理由だけでなく、同時代音楽の動向を探って日本の近代芸術音楽を創造するという、積極的かつ重要な動機があったことを明らかにした。音楽においても他の芸術や文化、産業等と同じように、フランス近代の文化は、ドイツやアメリカとは異なる新たなモダニズムを提供したのである。
以上の研究の結果、、近代日本人作曲家が、昭和戦前期までに、日本人による洋楽想像がどのようなものであったか、その際、東西の共通性と相違性の対立・融和の試みの一端を示した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2011

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 平尾貴四男によるフランス音楽受容――異文化理解と伝統の創造2013

    • 著者名/発表者名
      神月朋子
    • 雑誌名

      埼大紀要

      巻: 第62巻1号 ページ: 215-226

  • [雑誌論文] 近代日本芸術音楽創造に対するフランス音楽受容の影響試論2011

    • 著者名/発表者名
      神月朋子
    • 雑誌名

      埼大紀要

      巻: 第60巻第2号 ページ: 249-260

  • [学会発表] 平尾喜四男におけるフランス音楽受容――異文化理解と伝統の創造――2011

    • 著者名/発表者名
      神月朋子
    • 学会等名
      日本音楽学会第62回全国大会2011
    • 発表場所
      東京大学駒場キャンパス
    • 年月日
      2011-11-06

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公開日: 2015-07-16  

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